最近のユニットバス（お風呂）について

2024.01.04

佐賀県神埼市の原工務店です。

また更新をさぼっていたのですが、久しぶりにBLOGを上げてみます。
当店は住宅に関するリフォーム、修繕、リノベ―ションなどの工事を行う工務店ですので、古くなったお風呂のご相談は、とても多いです。

お客さまとお話をする際に、「お風呂を新しくしたい」とのご相談を受けて、お話をする際にユニットバスについて、ご説明する機会も多いので記事にしてみました。

今回は、そもそもユニットバスとは何ぞやについて1。

まずは、ユニットバスの定義について見ていきましょう。
ユニットバスは、あらかじめ浴室の壁・床・天井・浴槽といったパーツがセットで製造されており、それらを施工現場で組み立てる浴室を指します。

つまり、壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室です。ユニットバスのパーツは、
すべて規格品となります。

アパート、ホテルなどでは、風呂、トイレが一体になったものがよく採用されていますが、住宅の場合お風呂単体の物を指します。
これに対して、主にタイルなど左官工事でお風呂場を作ることを、在来工法風呂などと言います。

水漏れなどのメンテナンス性、価格と工期の兼ね合いもあり、現在では、全国で出荷される浴槽の92％ほどがユニットバスです。
出典　キッチン・バス工業会　2020年度自主出荷統計

ブログ記事の紹介

浴室リフォーム工事を実際に行う場合の、現場調査～契約して工事までの実際の流れについては、以下のページをご参考に。

在来お風呂をユニットバスに交換工事　（契約までの流れ編）

久留米市で在来浴室をユニットバスに交換（入替）工事を行いました。

この記事の続き、佐賀市、久留米市に展示場が有る、各メーカーについて紹介したページは以下のページです。

最近のユニットバス（お風呂）について2 　タカラスタンダードのユニットバス

最近のユニットバス（お風呂）について2 　LIXILのユニットバス

最近のユニットバス（お風呂）について2 　TOTOのユニットバス

最近のユニットバス（お風呂）について2 　クリナップのユニットバス

ユニットバスのメリット

・優れた気密性
気密性に優れているので、冬場でもお湯が冷めにくく、
暖かい空間を維持することができます。
最近の浴槽は、断熱材を吹き付けてあり、断熱風呂蓋と合わせ長時間冷めにくいのが一般的です。
製品にもよりますが、床、壁、天井部分に直接断熱材が施工されていますので、浴室空間自体が温まりやすく、冷めにくい様に進化しています。

・小さい子供やお年寄りでも使いやすいバリアフリーデザイン
出入口ドアなども含め、脱衣室や洗い場の段差がほとんどないことや、またぎやすい低さの浴槽、床材の材質や、表面パターンの工夫により滑りにくい床など。

・工期が短く済む
現地でパーツを組み立てる工法のユニットバスは、工期が短く済むケースが多いです。
工事の内容にのよりますが、浴室を使えない期間が５日～ですので、お住まいながら工事を行うリフォームの場合はとても重要なことです。

※在来工法風呂の、タイルの貼り替えや、浴槽交換などの場合、下地調整など各工程ごとに、コンクリートやタイルの硬化乾燥時間が必要になる為、日数的に意外と長くかかります。

・費用が抑えられる
既存のお風呂を全面新しくすることを前提で考えた場合、全て現場で施行していく在来浴室を作るのと、ほとんどのパーツを工場で製造し、現場で組み上げるユニットバスを比較した場合、圧倒的にユニットバスの方が安く抑えることが出来ます。

デメリット

・規格サイズに制限がある
箱型の規格サイズが決まっているユニットバスは、設置スペースに収まらないと設置することができません。又、浴槽の向きなど間取りの制限があります。
※条件によっては、特別加工により特砂形状に対応したり、セミオーダーにより規格サイズ以外の寸法に対応できる場合も有ります。

・設備の後付けができないケースも
工事が完了した後、設備を追加したくてもできないケースがあります。
手すりや、乾燥機など、欲しい設備は先を考えて検討することが大切です。

・規格外の設備には対応していない
そもそも、各メーカーの既製品なので、用意されている商品やオプションの中から選ばなければなりません。