リフォーム 工事業者の探し方 2
佐賀県神埼市の原工務店です。
今回は、リフォーム業者を見つけられない方向けに、リフォーム工事業者の探し方2です。
そもそも、当店のブログに出会っているの方に、こんなことを説明するのも おかしな気もしますが。書いてみたくなったので。
前回のブログ
リフォーム業者の探し方1
https://hara-koumuten.net/news/2907/
実際の工事の問い合わせから、工事契約に至るまでを紹介したページも有ります。
在来お風呂をユニットバスに交換工事 (契約までの流れ編)
https://hara-koumuten.net/news/2382/
工事のご依頼などは、
佐賀県神埼市
原工務店のホームページ
検索しても多すぎる問題?
前回ご紹介したようにインターネットで検索して、リフォーム会社の内容や評価を見定めていくのが良いのですが。
そもそも検索しても 「業者数が多い」「地域名を入れても、全国対応等の業者が上位に表示される」等の問題も多いです。
又は
一つの指針として検索の際 画面の左端に(スポンサー)と表示されているサイトは無視することをお勧めします。
スポンサーと表記されている会社は、検索サイトに広告費を払って上位表示をしてもらっていますので、
みんなが検索した結果上位表示されているわけでは有りません、逆に考えると自然な検索では上位表示が難しい又は、そんな手間を掛けたくないという考え方が表れています。
スポンサー料を払っていても、みんなに見られている会社のホームページや記事は、スポンサー部分の後にいずれ出てきますので
最初に上位表示されるスポンサーと表示されているホームページは無視で大丈夫です。
リフォームサイト(HP)にはいろいろなタイプがある
ホームページなどを検索していくと、LIXILリフォーム、、、やリフォーム評価、、、等のまとめサイトに多く出会うかと思いますので、
それらを少し解説します。
メーカー系のリフォームショップや提携店等
これらは基本的に参加しているリフォーム会社が会費を支払う方法で運営されています。
メーカー系のリフォームショップだと、対応メーカーが安いと思われがちですが。実は金額的には大差ありません(金額に大差があると、登録していない会社は全て他のメーカーに流れることになるので、メーカーとしてはメリットがない。)
ですが登録メーカーの商品内容に詳しいのは確かですし、メーカーより展示会のお誘いや、販売促進グッツ、専用広告などの支援があります。(会費を払っているので、純粋に支援なのかと言われると、、、?)
参加資格なども特になく(会費は必要)どちらかとゆうと、営業方法や、今後の法令対応などの勉強会の側面が強いです。
個人事業、法人、新規のリフォーム会社、老舗の工務店等様々な会社が参加していますので、当然施工精度や、提案内容のレベルを保証するものでは有りません。
まとめサイト系
次に複数の会社のホームページを紹介している、まとめサイト系ですが、読んで字のごとくです。
会費制などが多かったのですが近年は、登録サイトからリフォーム会社へ見積もり依頼が届くと費用が発生するなどの契約方法があります。
登録する業者は、見積もり依頼があるときだけ費用が発生するので、「とりあえず無料で宣伝できれば」という感覚で載せてある会社も多いです。
まとめサイトは不動産系や異業種のECサイト系等様々あります。
登録業者を増やすため、検索条件対策としていろいろなブログ記事をUPしてあるサイトが多いです。
これらの記事は、当店が読んでも「へー、よくしらべているな。」と思おう記事も多い反面、過剰な表現でリフォームに間接的に誘導する記事が多いのが玉にキズです。
(製品の寿命などを短く紹介するなど)
さらに厄介なのが、ユーザーさんに見積もり依頼をたくさんしてもらうほど、サイトの収入につながる為、とにかく複数社での合い見積もりを推奨して一括見積もりなどを行っている事です。
地域と、登録業者数などにもよりますが、同じ依頼内容を複数の人に説明するために、何日か時間が必要になりますしリフォーム会社の本質を見る前に見積書の山と、戦うことになることも多いと思われます。
当然まとめサイトも、参加資格などは無く工事の内容や技術レベルを保証したり、業者とのトラブルを解決したりはしてくれません。(中古車のまとめサイトのような立ち位置です)
合い見積もりについて少し
合い見積もりが出来る事は、よいことだと思いますが工事の内容によっては、お客様、工事会社双方にとって、無駄な労力に終わる場合が多いです。
なぜなら、工事内容の細かいところまで条件を合わせないと、合い見積もりは成り立たないからです。
例えば新車を買う場合は、どのお店でも商品の内容は変わりませんので、値引きや、オプション、納期で見分けられます。
ですが中古車の場合どうでしょう?
リフォーム工事でも便器のみの交換、内窓をつけるだけなどの単体工事の場合は、合い見積もりを行いやすいのですが、
複数業者の関わる工事などに成ると、各作業者の力量や、商品の値段、そもそも会社ごとに同じ内容の作業が含まれているのか等を、見積書のみで判断するのはプロの自分でも不可能です。
最初に出来上がっている物を買うだけでは無いので、きっちり見比べるのは困難です。
ですが、ご自身の馬の合う施工業者を探す意味では、複数社に見てもらうのは良い事だと思います。
リフォーム会社の種類
リフォーム業者といっても実際にはいろんなタイプの業者があり、それぞれに得意不得意な分野が存在します。
住宅メーカーやデベロッパーのリフォーム部門
多くの住宅メーカーやデベロッパーは自社物件のメンテナンスを行うためにリフォーム部門を持っています。
自社物件だけではなく広く広範囲のリフォームに対応しますし、住宅全体を取り扱っているために大規模な増改築まで対応することが可能です。
著名な会社の看板を背負っている事は信頼感につながりますが、費用面ではやや高額になる傾向にありますし、作業の小回りでも地場の工務店などに劣る場合もあります。
住宅メーカーは新築工事に特化していると言えますし、不動産会社系は、宅地開発の一環として新築上宅を手掛けていますので、そもそもリフォーム、リノベーションや、修理営繕などの工事に向かない事業体制です。
また、会社によっては工事自体を会社で契約している工務店(下請け)に依頼する場合もあります。(丸投げと言います)
そういう場合は、当然ですがその工務店に直接依頼する方が費用面、工事内容の行き違いのリスクなどが少なくなります。
リフォーム専門店
住宅リフォームを専門に手がける店です。もともとが塗装店であったり設備工事店であったりするわけですが、当然ながら元々扱っていた工事を得意とします。
例えば元が塗装店のリフォーム専門業者は、塗装関連に関しては知識も経験も豊富ですし、さきを見据えた提案を出来たりと良い部分も多いですが、それ以外の工事は苦手な場合もあります。
もともと営業のみの会社も、リフォーム店として活動しているところが多いです。
ブローカーと言われるような会社です、元~住宅の営業マンだった、現場監督だったなど 様々な方が独立してリフォーム店を起こされています。
設計事務所
設計事務所もリフォームを行うところはあります。
ただ設計を伴う大きな工事に限定される場合が多いので、たとえばキッチンを入れ替えるだけのような小さな工事を頼むのは向きません。
設計料がそれなりの金額の業界なので、小規模リフォームでも図面代や監理(図面上の管理)費などがかかることも多いです。
職業柄図面だけで考えられているので、実際の改修現場に対して経験が確実に足りません。
逆に言えば、間取りを大きく変更する等の大きなリフォームの場合、顧客の要求の理解やデザイン提案力については、ただの工務店などより優れている事が多いですし、法令関係の間違えも少ないです。
地場の工務店や、建設会社
住宅の建築等と合わせてリフォームを行っているところは多く存在します。
小さな工事から大きな工事まで対応可能なところが多いですし小回りもきき、地元で長く続いている店はそれなりに信頼があります。
一般的に工務店は、一戸建てが中心のところが多く、建設会社はマンションが得意な傾向があります。
概ね、工務店は大工出身の個人事業や、会社が多く工事全般について広い見識と、構造部分に係る経験が多いのが特徴です。
建設会社は工務店から発展したものが多いです、大きな物件(コンクリート造の建物など)の経験が多く、傘下の業者数が多かったりしますので、後期の融通がつけやすかったりします。
注意点として
それぞれの業者によって得手不得手が存在するので、見積もり依頼時にリフォーム内容を相談しながら確認しましょう。
リフォームや、修繕などの工事中は、お客様にとっては知らない作業員が出入りすることになります、金額や、工事時期の問題も重要ですが
工事会社に信頼できる人間がいるか、信頼できる人間が工事期間中、現場に常駐できるのか確認されてみてください。
営業さんや、設計士、デザイナー、と呼ばれる人は基本 現場にいません。営業さんが営業の合間に顔を出す程度です。
以外に思われますが、現場監督も施工の確認など以外は、現場に張り付いていない施工体制の工事会社が普通です。
現場で作業をする各専門の職人は基本的に自営業者又は、専門業者の従業員ですので、
知らない人が出入りするのが気になる方は、施工体制を確認されることをお勧めします。
建築工事は、専門工事の組み合わせなのですべてを一人で施工できる職人はいませんが(経験年数のわりに器用貧乏になる為)
全体の施工内容の可否を、どのような体制でお客様に提供するつもりなのかが、その会社を見定める際に重要な部分です。
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