最近のユニットバス(お風呂)について2 タカラスタンダードのユニットバス
佐賀県神埼市の原工務店です。
前回の続きです。
そもそもユニットバスとは何ぞやについて2。
佐賀、久留米周辺に展示場が有る
各メーカーの特徴をご紹介したいと思います。
幸いなことに、
佐賀市、久留米市エリアには、主要4メーカーが展示場を展開していますので
神埼界隈は、意外と恵まれている地域です。
お風呂リフォームの際は、金額も大きくなるので
必ず展示場でサイズ感や材質などをご確認ください。
※浴室リフォーム工事を実際に行う場合の、現場調査~契約して工事までの実際の流れについては、以下のページをご参考に。
※在来の浴室(お風呂)と脱衣室をリフォームしたときのブログは以下のページ
久留米市で在来浴室をユニットバスに交換(入替)工事を行いました。
工事のご依頼などは、
佐賀県神埼市
原工務店のホームページ
今回は、唯一無二【ホーロー】を採用するタカラのユニットバスについて
タカラの特徴
タカラスタンダード(以下タカラ)は国内の住宅設備機器メーカーの中でも独自の「高品位ホーロー」を強みに、ホーローキッチンで圧倒的なシェアを誇り、なんとシステムキッチンの売り上げは国内トップを誇ります。※タカラの採用情報サイトより
そんなタカラですが実はユニットバスにも力が入っています。
今回は、そのあたりについて書いていきます。
タカラの大きな特徴
これまで説明してきた3メーカーとタカラは、大きな違いがあります。まずはその大きな違いから。
ぴったりサイズシステムバス
ユニットバス量産メーカーとしては唯一 セミオーダーでお風呂のサイズを変えられる‼
ユニットバスは、大まかに言うと柱と柱の間に一体型の部屋を作るので
リフォームを行う際、建物本来の浴室スペースとユニットバスの大きさが合わない場合があります。
そこで考えられる対策は
1 現状より小さいユニットバスサイズにする
この場合現在の浴室が ユニットバスメーカーが設定しているサイズより小さいと中に入るのは、もうワンサイズ小さいタイプになります。
例えば現在の浴室が160㎝だった場合 一般的な16×16サイズは設置に必要な寸法が167㎝の為設置することが出来ず、13×16や12×16を検討する必要があります。
2 浴室の壁を取り払いスペースを確保する
この場合は、そもそも拡張することが可能であるかが問題です、関係のない隣の部屋や外壁を解体しての施工を検討することになります。
普通は上記の2案で悩むことになりますが、タカラの場合いくらか条件や、さすがにできないことも有りますが縦横のサイズはもちろん、高さ 果ては出入口を2ヶ所作るなどまさにピッタリが実現できます。
パーフェクト保温
浴室のあらゆる面に分厚い保温材を施すなど、冬場でもしっかりあたたかさをキープできる、タカラ独自の「パーフェクト保温」。※ミーナの床を除く
他メーカーでは天井や、壁の断熱はオプションで設定されているのが一般的ですが、タカラでは廉価版のミーナ以外すべてで標準、当然浴槽も保温材を吹き付けた高断熱浴槽です。
又一他メーカーと比べ断熱材が厚く(壁面16mm、天井面24mm、床面15mm+ステンレス板でサンド)浴室内の温かい空気を逃がしません。
浴槽の下も浴槽パンと呼ばれる部材が装備されています、これがなんの役に立つのかと言いうと 床下からの冷たい空気を遮断しバスタブ含めた浴室全体の底冷えを防ぎます。他メーカーではオプション扱いの物ですがこれも標準です。
他メーカーの場合、断熱材はオプション対応で外側に発泡スチロールを張り付けるタイプが主流です。パネル裏のボルトやフレームを避けるため完全に覆いきることができません。
これに対しタカラの場合、断熱材が一体形成でパネル自体になっていますので隙間のない断熱施工になっています その上断熱材の厚み、種類自体が段違いです。
キープクリーンフロアー
ユニットバスの床材はタイル(ミーナ除く)
これも唯一と言っていいタカラの強みになります、目地の少ない大判タイルにコーティングを施して、汚れの固着化を防ぎつつ 磁器タイルなので硬いブラシで擦っても、風呂イスを引きずっても傷がつきにくく皮脂などの頑固な汚れもゴシゴシお掃除できます。
見た目がカッコ良いだけじゃなく 他メーカーの床材に比べ(FRP,アクリルなど)圧倒的に硬い上4層27mmの厚さがあるので、たわみなどの剛性が高く長期使用に優れています。
熱が伝わりやすい磁器でできたタイルは、お湯をかけるだけですぐにあたたまり、タイルの下に挟んだ保温材が、床下からの冷えた空気をシャットアウトします。
在来のタイル風呂の床がタイルで冷たい思いをされている方が多いかと思いますが、タカラの磁器タイル床は タイル=冷たい この考えを一掃してくれます。
しかも浴室では避けて通れないカビなどが発生しても、壁、床共に固めのブラシなどでゴシゴシ掃除できます。
床の目地はセメントではなく、樹脂(エポキシ系)の為目地が割れるなどの心配もなくタイルの下はステンレス製の床パネルになっており水漏れなどの心配も無用です。
まだまだあります 耐震システム
一般的なシステムバスは、数本の短い支柱によってその荷重を支えていますが、タカラは独自に開発した頑丈なフレーム架台を採用、地震がどうこう以前に長期的に強固な作りです。
次は、やはりお風呂と言えば浴槽! タカラの”バスタブ”について。
タカラでは浴槽の素材も豊富に選ぶことが出来ます。他メーカーのようにFRPと人造大理石、それに加えて、ホーロー、ステンレスが用意されています。
FRPについては他社製と大きな違いは有りませんので、ここではホーロー、キープクリーン浴槽(人造大理石)、ステンレスの特徴を調べてみました。まずは簡単に表にしてみました。
ホーロー | 鋳鉄にガラス釉薬を焼き付けたもの | 4色 4形状 |
人造大理石 | アクリル人造大理石(1層構造) | 5色 5形状 |
ステンレス | ステンレスに専用塗装などをしたもの | 4色 2形状 |
まずはホーローについて
ユニットバスでホーローの浴槽はタカラでしか制作されていません、他の素材では追従することのできない【滑らかな肌さわりと、清潔さ】【表面の硬さと、剛さ】キングオブバスそれがホーローです。
最強にして、最高の贅沢な浴槽素材です。欠点は尋常じゃなく金額が高いこととぐらいでしょう。
ホーローに関してのここが良いなど詳しいことは、ぜひタカラのホームページをご覧ください。
タカラスタンダード ユニットバス プレデンシアのリンクです
https://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/predencia/
表層のガラス面の分子が緻密なため、汚れや雑菌が付着しにくいことも大きなメリットです。もし汚れても、簡単に落とすことができ、普段のお手入れに時間を取られません。
床のタイルと一緒で掃除道具を選ばすにゴシゴシできます。
次はアクリル人造大理石浴槽について
タカラの人造大理石浴槽は、【キープクリーン浴槽】と呼ばれています。
一層構造(ソリッドタイプ)のアクリル人工大理石
約9mm厚の一層構造
贅沢にアクリル樹脂単体で作られた浴槽なので、FRPとは比較にならない滑らかさはもちろん変色・変質に強く、一般家庭用洗剤程度では変色・変質もなく、熱にも強さを発揮します。
又、衝撃にも強いです、重いものを落としても割れ・欠けに強い耐久性に優れた素材です。
アクリル一枚板で厚みもあるので、傷がつきにくく、タワシでこすっても大丈夫です。※表面硬度は鉛筆の9Hに相当
美しさと耐久性を兼ね備えた、浴室素材です。
一層構造の人工大理石は何が良いのか
他の多くのユニットバスメーカーと違い一層構造のアクリル浴槽は国内では、タカラとクリナップのみが採用しています。他メーカーの人工大理石(二層構造以上)は、大まかに言うとFRPなどの上から、アクリルやウレタンの樹脂を塗ったものです。一番耐久性、滑らかさのあるアクリル樹脂の厚みが薄いため、新品時点での肌触りなどは色柄以外違いを感じませんが耐久性に大きく劣ります。
どちらも一般的なFRPに比べれば優れていることに変わりは有りませんが、主にアクリル樹脂層の厚みが全然違うので長期的な重さに対する強さや、耐薬品耐熱、耐傷など浴槽の寿命に関しては、一層構造アクリル人造大理石が全てにおいて勝ります。
最後にステンレス浴槽について
ひと昔前は、一般的な浴槽の素材でしたが、加工の難しさなどからユニットバスでは見かけない素材になったステンレスですが、タカラでは選択することが出来ます。
意外に思われるかもしれませんが、ステンレスは熱伝導率の低くい素材です。
水筒をはじめ保温が必要な色んなものに使われています、皆さんご存じのように金属ですのでお掃除道具などもほとんどなんでもOKですので手軽に清潔に保てます。
タカラの浴槽は、保温材を分厚く吹き付け。さらにお湯のぬくもりが長続きするように配慮されています。
塗装によりカラー仕上げの物も有りますが、底と胴は鏡面に近い光沢を実現する#400仕上げ、フランジ部はヘアラインで仕上げた、こだわりのステンレス磨き仕上げも用意されています、とてもモダンな雰囲気がありステンレス素地仕上げなので化学物質に過敏な体質の方も、安心してお使いいただけます。
浴室内の壁、天井
今までご紹介したメーカーでは壁のことなどはお話ししていませんでしたが、タカラではどうしても避けて通れません。
ここでも唯一無二壁面パネルが【ホーロー製】です。目地の部分も大半でパッキン工法が採用されていますので、浴室の掃除がとても楽です。
※カビが深く根を張れない。
他社製の壁は、
浴室面 鋼板パネルに塩ビシートなどを施工
外側 石膏ボード貼り付け オプションで断熱パネル増し貼り
おおむねこんな感じですが、タカラは
浴室側 鋼板パネルに焼き付けホーロー仕上げ
外側 ホーローパネルに専用断熱パネル接着
他メーカーは鋼板の厚みだけでは、強度などが不足するので内装材でよく使用する石膏ボードを接着し強度や保温性を保っていますが、タカラの場合後半にホーロー処理で強度保ちさらに専用の厚手の断熱材を接着し合成と温かさをUP 、、、ぐうの音も出ません。
タカラはマグネットが使用できるのは有名な話ですが、実は他メーカーもマグネット自体は使えます(鋼板ベースの場合)ですが 塩ビシートとマグネットが擦り傷になることを嫌ってマグネットが使用できることをアナウンスしていません。その点タカラは表面がホーロー製なのでマグネットはもとより、たわしなどでも浴室掃除が可能です。
さらに、天井のパネルも鏡面仕上げが選べます。ユニットバスの天井は一般的にFRPにウレタンなどでエンボス調など艶消し仕上げです。
壁や、天井の仕上げが鏡面だと何が何が良いのか?
つるつるしている面には、皮脂やせっけんカスを栄養にするカビが根っこを深く張りにくいことが言えます。
特にホーロー面などでは、カビはほぼ無力です。普通のスポンジで流すことが出来ます。
カビや皮脂油を気のすむまで すっきり洗えるこの性能は長く使うことになる住宅の浴室では無二の性能です。
浴室をカビから守る方法に興味のある方は、
当店のブログ記事 お風呂のカビ撃退!を参考にされてみてください。
他にも各種のオプション、メーカーさえ気が付いていない便利な機能など語りきれない特徴があります。
一つ言えるのは、ユニットバスメーカーの中でも極端な異端、長期的に清潔に使うための素材へのこだわりをぜひショールーム―で体験いただきたいメーカーです。
ユニットバスの中でも最も高い価格帯の商品をラインナップするメーカーなのですが、意外にアクリルやステンレスなど素材を工夫し耐久性と清潔に保つためのをバランスよく考えられたユニットバスになっています。
久留米市、佐賀市どちらにも展示場を持っているので、リフォーム工事の際に重要な気軽に現物を見に行くことができるメーカーです。
実際の工事の問い合わせから、工事契約に至るまでを紹介したページも有ります。
在来お風呂をユニットバスに交換工事 (契約までの流れ編)
https://hara-koumuten.net/news/2382/
工事のご依頼などは、
佐賀県神埼市
原工務店のホームページ
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